オープニング・セッションを開催しました!
2020年3月28日
インスピレーショントークに、藻谷浩介さんをお迎えして、Zoomによるオープニング・セッション「サスティナブルシティ〜居心地の良い都市を、私達はどのようにつくっていくのだろうか〜」を開催いたしました。
コロナ禍の中、オンラインでのセッションととなりましたが、普段は遠方でなかなかご参加いただけないという方にもいらしたりで、最終的に30名超える方にご参加いただきました。
私達は、いつもオンラインでミーティングをしているのですが、この規模では初めてのこととなり、バタバタしたり、うまくコメントを拾えなかったりもして、申し訳ないことも多々あったと思います。
ご参加いただいた沢山の皆さんのご協力でなんとか実施することができました。本当に、ありがとうございました。
ファシリテーターの私は、神奈川の自宅から、藻谷さんは鞆の浦の隠れ家から、Weaveのメンバーは福山のOruからと、ご参加の皆さんと同様にそれぞれの場所からのセッションとなりました。
旅された世界の様々な都市と、そこに暮らす人々の光景を通じて「幸福とは?」という問いかけから始まった藻谷さんのお話ですが、
実に多岐にわたり、それこそ多様な分岐をしながら進んでまいりました。
最後のまとめも含め、
「価値は他者へ提供するもの」
という当たり前の意味に改めて気付かされ、
「仕組みの複雑さと手応えのなさ」
「柵(しがらみ)と距離感」
「密から疎へのシフト」
の、古くて新しい文脈に、
「コロナがもたらした現状から、これからの経済も含め、どのようにこれからの幸福な社会をつくっていくのか?」
という問いかけを頂いたように思います。
「幸福」を意味する様々な言葉が、生活の中でも、ビジネスの中ででも普通に使われていく。そんな社会が、そういう会話は当たり前にできるまちのあり方が、サスティナブルにつながっていくのではないでしょうか。
しかし、ともすれば日常に埋没してしまいそうなそうした感覚は、外に出て初めて、あるいは他者との関係性を通じてのリフレクションからしか感じることができないのかもしれません。
それは、そのまま自分を知ることにもなってくのでしょう。
わたしたちWeaveが対話の場を通してつくりたいものは、まさにそうしたことなのだろうと改めて感じた次第です。
今回はZoomということもあってか初めてのご参加の方も多く、正直、わたしたちもどう振る舞って行けばいいのか私どもも戸惑ってしまい、本当に失礼してしまったところも多かったと思います。
それでも、おかげさまで新しい可能性につながっていくという感覚も今日の場でいただくことができました。
ご参加いただいた皆さん、本当に、ありがとうございました。